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インド発のクリーンな美容コスメブランド6選。

  • moekyra
  • 11月22日
  • 読了時間: 4分

25年ぶりに訪れたインド。 IT都市として知られるバンガロールは、まるでタイムスリップしたかのよう。 ハイウェイを走るEV車、スマホで決済するストリートフード、Z世代が集まるおしゃれカフェ──新興国の“加速”は、息をのむほど鮮烈でした。

そんなエネルギーのなかで、衝撃を受けたのは「クリーン・ビューティ」の台頭。もちろんアーユルヴェーダは健在で、老舗ウェルネスブランドのヒマラヤや、ラグジュアリー層向けのカーマ・アーユルヴェーダ(Kama Ayurveda)フォレスト・エッセンシャル(Forest Essentials)が定番のよう。

しかし今回はオーガニックストアの棚に並ぶ、伝統とモードが融合した新世代ブランドをピックアップしました。インドの“今”を、肌で体感して。


  1. ジューシー・ケミストリー

インド、コスメ、スキンケア、ナチュラル、サステナブル、クルエルティフリー
Photo by Instagram/@juicy_chemistry

2014年にスタートアップとして始まったジューシー・ケミストリー(Juicy Chemistry)。今やヴォーグのビューティ・フェスティバル「ベスト・ドライ・シャンプー」(2022)や、コスモポリタンのインド・ビューティ・アワード(2019)ほか、数々の栄冠を掴むまでに急成長。 認証の取得にも抜かりなく、PETA、コスモス(COSMOS)、エコサート(ECOCERT)の証で、肌も地球も守ることに力を入れている。世界基準の認証を得たシャンプーからミネラル日焼け止め、保湿セラム、ベビーケアまで、自然素材と先端研究が融合したラインナップは、グリーンウォッシング横行のビューティー界に本物のクリーン基準を刻む。


  1. アミヌ

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ペプチドセラム ₹4,600(¥8,000)/Photo by Instagram/@minu.life

アミヌ(AMINU)は、元エステティシャンのプラチ・バンダリと、夫で経済学者のアマン・モフンタが2019年に共同で設立した。 “自然×科学”のベストなバランスを追求し、どんな肌質・肌悩みにも対応できるマルチタスクなスキンケアがコンセプト。 美容液、モイスチャライザー、洗顔料、フェイスマスクはもちろん、自宅でスパ気分を味わえるアロマセラピーボディケアラインも充実。プラチ自身がロンドンで美容資格を取得しただけあって、パッケージは洗練されたモダンなデザインで、手に取るたびに気分が上がる仕上がりです。


  1. ピュアアース

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ゴールドアイパッチ ₹2,500(¥4,400)/Photo by Instagram/@purearth

ヒマラヤの氷河に育まれた土地と、ミネラル豊富で汚れのない森林土壌。そこから希少な植物を生態系に配慮しながら手摘みで採取されるのが、PUREARTH(ピュアアース)の原料。工場ではなく、高地の小さな工房で職人が水蒸気蒸留を行い、香りや成分を丁寧に抽出している。 収穫は、植物の力が最も高まるタイミングだけだ。その力を最大限に引き出すため、アーユルヴェーダの医師の知識をもとに伝統的な処方で調合。もちろん動物実験は一切行わず、リーピングバニー(LEAPING BUNNY)認証も取得済み。汚れのないヒマラヤの大自然と、人の手仕事が重なって生まれるピュアなスキンケアを提供している。


  1. オズィヴァ

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フェイスセラム/₹579(¥1,000)

アーユルヴェーダと、現代科学によって裏付けられた有効成分を独自の視点で融合させるOZiva(オズィヴァ)。もともとは植物由来のクリーンな原料にこだわったウェルネスブランドとして、抗ストレスや健康増進をサポートするサプリメント、肌の再生・若返りを促すコラーゲンドリンクなどを展開してきた。 ところが、いま最も注目を集めているのは美容カテゴリーのアイテムたち。 頭皮のマイクロバイオームを整え、健やかな発毛環境へと導く育毛美容液や、抗老化効果が期待できるフェイスセラム—— これらが今、ベストセラーを牽引している。


  1. ルビーズ・オーガニック

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マルチな“ワンスティック” Photo by Instagram/@rubys.organics

Z世代の心を掴んで離さないルビーズ・オーガニック(Ruby's Organics)。創始者のルビエナは、かつてケミカルたっぷりのコスメを重ね使いしていたことで素肌を傷めてしまった経験がきっかけで、植物・鉱物由来の有効成分だけを詰め込んだメイクアップを作ることを決意した。

すべての原料は人体への負担を最小限に抑え、エコサート(ECOCERT)、コスモス(COSMOS)または、ネイトゥルー(NaTrue)のいずれかのオーガニック認証を取得。インドのメイクに欠かせないアイライナー(KohlまたはKajalと呼ばれる)を筆頭に、機能性とマルチタスク性を両立させたプロダクトで、熱い視線を集めている。


  1. ベア・バー

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“ママ専用”のフェイスセラム/₹649(¥1,100)Photo by Instagram/@thebarebarofficial

2020年、「シンプル・クリーン・サステナブル」を信念に掲げて誕生したブランド、ベア・バー(The Bare Bar)。「ベア」とは“素”を意味し、余計なものを一切加えず、自然の純粋なエッセンスに立ち返る「素の肌」を大切にするブランド哲学を体現。 創業者であるラディカ・ムクジ(Radhika Mukhija)は、大自然に囲まれて育ったことから、地球にも肌にも優しく寄り添うプロダクトだけを目指しているそう。モチベーションをそっと引き上げるボディケアや、ヘアケア製品に特化している。

インド経済とともに成長するコスメの今後に期待

2020年頃からインドでも、多くの消費者が合成成分ベースの製品の有害な影響を認識が高まったため、オーガニック美容業界が急成長しているそう。それもあって再び注目を集めたアーユルヴェーダや、スタートアップ発の新ブランド創業から今後も目が離せない。




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