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美容品の判定アプリ「Mireille」と「Healthy Living」を検証。

  • moekyra
  • 2020年7月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年9月14日

ナチュラル・オーガニック思考のコンシャスな消費が増える一方で、 疑問を抱く人も少なくないはず。「購入したアイテムには何が含まれているの?」、「実際にどのくらいクリーンなの?」といった悩みを解消してくれるアプリのなかでも、世界最大で英語版の「ヘルシー・リビング(Healthy Living)」と、有料にも関わらず大人気のフランス語版「ミレイユ(Mireille)」をご紹介します!

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ファッションブランドのエシカル度を評価するアプリ「グッド・オン・ユー(Good On You)」のように、コスメやスキンケアの安全性を採点しているアプリも複数存在します。なかでも、英語版の「ヘルシー・リビング(Healthy Living)」や、フランス語版の「ミレイユ(Mireille)」が、使いやすく信頼性も高いため、人気の評価アプリだといえます。


英語版:Healthy Living (Skin Deep®)

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EWCのアプリ「ヘルシー・リビング(Healthy Living)」。

化粧品や食料品の安全性・危険性の研究や評価を行なっているアメリカの環境保護団体「エンバイロメンタル・ワーキング・グループ(EWG VERIFIED™)」が、2013年にローンチしたアプリが「ヘルシー・リビング(Healthy Living)」。コスメやスキンケアに配合されている栄養素や、成分、処理過程などを検証するスキン・ディープ(Skin Deep®)のデータベースをもとに、評価を提示。2020年7月現在、12万8000もの製品データを保有し、世界最大級の美容品採点アプリとなっています。


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EWCのアプリがThe Ordinaryを評価。

アプリを起動し、スキャナーでバーコードをスキャンすると、製品に含まれる成分の詳細と安全性を表示。検索ツールに商品名やブランド名を入力することでも、安全性や毒性を採点してくれる。評価スコアは、「アレルギーの懸念(Allergy Concern)」、「発がん性の懸念(Cancer Concern)」、「発育の懸念(Developmental Concern)」の3つに分けられ、各成分は最高ポイント=緑の「1」、最低ポイント=赤の「10」で示しています(黄色は中間ポイント)。また、成分や検索製品をクリックすると、“なぜ危険を表す赤の判定なのか”といった詳細も掲載。


ちなみに同アプリでは、食料品の評価も行なっているため、輸入食品や(アメリカでの)食料品購入の際に活用することができます。


フランス語版:Mireille(旧CompoScan)

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アプリ「ミレイユ(Mireille)」。

スタートアップのKahalex Consultingが開発したアプリ「ミレイユ(Mireille)」は、カヒナ(Kahina)と、生物学者のラファエル(Raphaël)によって始動。美容品に含まれている原材料を検査し、科学的な分析に基づき、成分の人・健康への影響を検証してくれる。同アプリでは、美容品の総合評価を提示するのではなく、配合されている各成分の危険度のみを表示する方法をとっています。それは、「科学的検証という名のもと、消費者を誘導するのではなく、アプリを使用することで、多数の製品を比較し、消費者が購入や使用の判断を自ら行うことを望んでいるから」だそう。


「ミレイユ(Mireille)」には、言語設定がフランス語に限定されているという難点があるものの、非常にシンプルで取り入れやすい。製品のバーコードをスキャンすることで、「危険(Danger)」または、「避けたい(À éviter)」成分がいくつ含まれているのかを提示。安全な成分で構成されている際には、「危険成分の反応なし(Rien de dangereux à signaler)」と表示。さらに、製品ページをクリックすると、全成分がリストアップされ、各成分の安全性が「良い(Bon)」、「自然(Nature)」、「避けるべき(À éviter)」と、より詳細に記載されます。


他の評価アプリ:


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