ステラ・マッカートニーが美容ライン「ステラ」をローンチ。

ポール・マッカートニーの娘で、エシカルファッションのパイオニア的存在のステラ・マッカートニーが、美容ライン「ステラ（Stella by Stella McCartney）」をスタート。今年8月にスキンケアコレクションをローンチした。

研究開発を積み重ねた合成皮革や、有機綿由来のフェザーなど、動物愛護の観点からヴィーガンファッションを貫いてきたステラ・マッカートニー。そんな彼女が、初のビューティーラインに挑戦したのは、2006年だった。だが、アメリカでの規制上の問題から撤退を余儀なくされてしまったという。

16年の時を経て再挑戦となった今回、LVMHグループとのパートナーシップ契約で、「ステラ（Stella by Stella McCartney）」をローンチ。99％が天然成分のクレンジング・モイスチャライザー・美容液の3つのスキンケアを発表した。もちろん動物実験を行っていない認証「リーピング・バニー（Leaping Bunny）」と、ヴィーガン・ソサイエティ（THE VEGAN SOCIETY）の「ヴィーガン認証」を取得している。

肌の再生を助けるオーガニック白樺樹液や天然ダルス藻エキス（カルシウム、マグネシウム、リン、カリウムが豊富）や、抗酸化作用や炎症に効果的な植物に含まれる微量栄養素のポリフェノールといった、天然由来やバイオテクノロジーを生かした処方に重点をおく。また、ヨーロッパで禁止されている約2,000の成分だけでなく、BHTやミネラルオイル、硫酸系界面活性剤などの370の成分を除いている。

美容液50mL（Alter-Care Serum）が￥20,500（参考価格）、モイスチャライザー50mL（Restore Cream）が￥15,800（参考価格）、とハイエンドな高級コスメではあるが、こだわりの処方が、肌機能を維持しつつ、バリア機能を強化。キメの整った透明感のある肌の継続と、保湿力＆ハリのある肌の仕上がりが期待できそうだ。