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統計を発表! 美容ハイブランドの88%が今も動物実験に資金を導入。

  • moekyra
  • 2021年11月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年8月13日

動物実験を行わない美容を推奨するインフルエンサーで、ブログ「クルエルティフリー・キティー(Cruelty-Free Kitty)」の創始者スザナ・ローズが、美容界で実施される動物実験に関する統計を発表。公開されている公式情報や、内部データを元に化粧品に関する現状を明らかにしました。

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化粧品会社TOP50:動物実験の統計


2021年の市場価値を元に、ブランド・ファイナンス(Brand Finance)がランキングした大手化粧品会社50社のうち、44社が動物実験を行っていることが明らかに。これは、88%がクルエルティフリーでないことを意味します。(*詳細1)


昨年と比べてブランド価値を13%も失ったものの、2021年度の価値評価が102億ドル(約1兆1730億円)で、2年連続1位にリストアップされているロレアル(L'Oréal)は、現在も動物実験を実施。続くジレット、ニベア、ゲラン、エスティ ローダーのいずれも、クルエルティフリーではありません。また、M・A・Cやランコム、パンテーン、メイベリン、資生堂らも、動物実験に資金を導入している注目すべきブランドでしょう。


上位50ブランドのうち、クルエルティフリーなブランドは、2021年にリーピングバニー認証を取得したガルニエ(Garnier)を含む、6ブランドのみ。他には、ザ・ボディショップ(The Body Shop)、ダブ(Dove)、ハーバルエッセンス(Herbal Essences)、サンシルク(Sunsilk)が名を連ねます。


上位50ブランド

ランキング

​ブランド名

動物実験の有無

​ロレアル(L'Oréal)

実施

ジレット(Gillette)

実施

ニベア(Nivea)

実施

ゲラン(Guerlain)

実施

エスティ ローダー(Estée Lauder)

実施

パンテーン(Pantene)

実施

​#7

PETA認証取得

クリニーク(Clinique)

実施

クルエルティフリー

ヘッド・アンド・ショルダー(Head & Shoulders)

実施

ランコム(Lancôme)

実施

M.A.C

実施

メイベリン(Maybelline)

実施

ジョンソン(Johnson's)

実施

百雀羚(PECHOIN)

実施

クラランス(Clarins)

実施

​SK-II

実施

​P & G

実施

オレイ(Olay)

実施

イヴ・ロシェ(Yves Rocher)

実施

レクソーナ(Rexona)

実施

ベネフィット(BeneFit)

実施

アックス/リンクス/EGO(Axe/Lynx/Ego)

実施

シュワルツコフ(Schwarzkopf)

実施

ナトゥーラ(Natura)

実施


ロキシタン(L'Occitane)

実施

​ニュートロジーナ(Neutrogena)

実施

ラックス(Lux)

実施

オールド・スパイス(Old Spice)

実施

ソルファス(Sulwhasoo)

実施

エルセーヴ/エルヴィーブ(Elsève/Elvive)

実施

PETA認証取得

資生堂(Shiseido)

実施

パルモリーブ(Palmolive)

実施

ビオレ(Biore)

実施

フレッシュ(Fresh)

実施

リジョイス(Rejoice)

実施

クリア(Clear)

実施

コーセー(Kosé)

実施

イニスフリー(Innisfree)

実施

ラ・ロッシュ・ポゼ(La Roche-Posay)

実施

ボビー・ブラウン(Bobbi Brown)

実施

自然堂(CHANDO)

実施

ポーラ(Pola)

実施

オリフレーム(Oriflame)

実施

エイボン(Avon)

実施

クルエルティフリー

PETA認証取得

クルエルティフリー

ソフィーナ(Sofina)

実施


なぜ化粧品の動物実験が終わりを迎えないのか。


大企業が今も化粧品の動物実験に資金を導入している主な理由のひとつには、中国の存在があります。中国本土の美容市場は、統計市場調査プラットフォーム「スタティスタ(Statista)」によると、2021年に年間13.8%の成長を遂げ(*2)、今も急速な成長をみせる巨大マーケット。


国内で製造された製品への動物実験の義務化は2017年に廃止され、同法律は今年、輸入品へも適応されたため、中国市場に参入する美容ブランドが、動物実験を回避する方法はいくつかあり、ダブをはじめ、PETA認証を取得した一部の企業は、販売が許可されています。一方で、製品を販売するための、義務的動物実験法が存在するため、動物実験の未実施を掲げるガルニエらは、中国市場から完全に撤退しているのが現状です。


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