北米初、メキシコが化粧品の動物実験を非合法化。
- moekyra
- 2021年9月7日
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更新日:2023年12月11日
メキシコの上院は、化粧品の動物実験を禁止する法案を全会一致で可決。北米で初、世界で41番目に化粧品における動物実験を禁止した国となった。新しい法律は、動物実験を行う化粧品の製造を禁ずるだけでなく、他国で動物実験が行われた商品の輸入や販売も禁止する。
動物との共生を考える組織「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International/HSI)」と、非政府組織「Te Protejo」は、長年にわたっ“#BeCrueltyFree Mexico”キャンペーンを実施してきたが、法案の可決に大きな影響を与えたのは、HSIが企画し、世界中で話題を呼んだショートフィルム『Save Ralph/ラルフを救え』。SNSの視聴回数は1億5000万回を、TikTokのタグは7億3000万回を超え、メキシコで130万を上回る署名が集まった。
2013年に化粧品の動物実験と、動物実験された化粧品の販売禁止を発表したヨーロッパ連合に加え、インドやイスラエル、ノルウェー、アイスランド、スイスが同様の法律を可決。化粧品の動物実験はすでに41カ国と、ブラジルの10州、米国の7州で正式に禁止され、米ニュージャージー州やロードアイランド州、ニューヨーク州、カナダなどで検討が進んでいる。