DR.BRONNER’S ── 1858年から続く老舗の石けんメーカー。【ブランド紹介】
- moekyra
- 2022年11月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年6月18日
ドイツに始まり、石けん作り150年の歴史を持つドクター・ブロナー(DR.BRONNER’S)。ユダヤ人の家庭に生まれ、苦難を乗り越えた3代目のエマニュエル・ハイルブロナーの思い「戦争と差別のない世界」が込められたソープとは!?
ブランド情報
1858年より、ドイツのユダヤ人地区で石けんを製造していたハイルブロナー家の3代目、エマニュエル・ハイルブロナーによって1948年に設立されたのが、ドクター・ブロナー(DR.BRONNER’S)だ。ナチスによる石けん工場の国有化や、両親のアウシュビッツへの強制送還・殺害など、多くの苦難を乗り越えたエマニュエルは、ソープの配布と同時に、戦争や差別のない世界を唱える活動家という側面も持っていた。
倫理的な活動に熱心だった彼の思想は、製品のデザインにも表れている。ボトルやパッケージのラベルには、エマニュエルの哲学が記されており、世界平和や人種・民族の平等を願う想いが伝わる。なお、エマニュエルは、ヒトラーの勢力が増していた1930年代頃に、自身の名前を“ハイルブロナー”から“ブロナー”へと改名したそうだ。
ブランドの代表的な製品として知られるオールインワンのリキッドソープ(液体)「マジックソープ」を筆頭に、ボディローションやリップバーム、ボディバーム、ヘアケアを展開。
オーガニックの天然原料を使用することに重きを置き、すべての石けん類とパーソナルケア製品は、アメリカ農務省の機関が定める有機食品認証の「USDAオーガニック認証」を取得。動物実験を行わないリーピングバニー認証で、蜜が含まれている精油を除く、ほとんどの製品がビーガン処方だ。
また、フェアトレードにも専念しており、スリランカやパレスチナ、ガーナ、ケニアといった世界各国に、フェアトレードのプロジェクトを設立または提携。ココナッツオイルやサトウキビ由来のエタノール、蜜蝋などは倫理的な方法で調達すると同時に、現地の農家に公正な価格と生活資金、そして地域社会の利益を保証している。




